2010-01-01から1年間の記事一覧

日本オオカミのこと

明治時代までは日本オオカミが野生のオオカミとして山中に生息していた。 この日本にイヌはイヌとして何千年も前から人間とともに生活していたのだろうか!? それともオオカミと共存していたのだろうか。 『縄文柴』という犬種があるのだけど、オオカミに似…

古事記と日本書紀の入門書をいくつか読んだまとめ

神樣のはなしであることはまちがいない。 ・・・天皇がでてくるから話がややこしくなるので、神樣は神樣のところでおわらせたほうがいいと思った。 あと スサノオとかオオクニヌシとかヤマトタケルはヒーローで、男の神格を持つ男で、女好きなんだな。(男の…

うそっぽい4番の歌

ヤチホコの神の歌4 最後の歌です。 ウワナリネタミ・正妻の嫉妬たくさんの人がいる。 その中でスセリヒメが宣言するんですね。 わたしはただひとりの妻であると。 ヤチホコの 神の命や 吾が大国主 汝こそは 男にいませば うち廻る 島の埼埼 かき廻る 磯の埼…

ヤチホコの神の歌3

前回につづき日本神話入門(岩波ジュニア新書)から ヤチホコの神の歌 ヤチホコの神というのはオオクニヌシの命の別名なのね。 この神樣なぜか5つも名前があって その上181人も子供がいたというからあきれますね。 ここまでくると怒る気がしない。 ぬば…

ヤチホコの神の歌2

ヌナカワ姫が戸を開けぬまま内から歌ったうたヤチホコの 神の命 ぬえ草の 女にしあれば(なよなよした女ですから) 我が心 浦渚の鳥ぞ(わたしの心はおちつきのない海鳥のよう) 今こそは 我鳥にあらめ 後は 汝鳥にあらむを(いずれはあなたの思い鳥になるの…

オオカミさんは大神さん

日本オオカミが出てくる昔話では、オオカミさんはとても威厳があってカッコイイです。 狼の語源は「大神」だと言われています。 『日本書紀』では「かしこし神」『万葉集』では「大口の真神」などと記されていますし、また、狼を祭っている三峰神社が現在も…

大国主が好きな理由

古事記に出てくる神様を名前だけ挙げてみます。 参考にさせていただいた本は、中西進著『キリストと大国主』、岩波ジュニア新書「日本神話入門『古事記』を読む」「日本神話入門『古事記』を読む」の 読み下し文によると 天地初めて発けし時、高天の原に成れ…

オオクニヌシはイイ男

最初が肝心ということで、超マジメに学術的にはじめたが無理だとわかった。だれもが読まない記紀神話古語を現代語訳するのはたやすくないと思う。 しかし、だれかが訳したものを読んでも納得できない、信用できない。 かなり長い間勉強された言語学者であっ…

古代史の研究1

はじめに 古事記・日本書紀・万葉集など古代史に興味をもっている。 最近読んだ本などを紹介しながら想像力を膨らませてみたいと思います。だれもが読まない記紀神話古語を現代語訳するのはたやすくないと思う。 しかし、だれかが訳したものを読んでも納得で…